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火花のあらすじと結末の感想は評価が分かれる...でも読み応えありだね [芸能]

芥川賞受賞の小説 火花。
そのあらすじと結末の感想は
評価が分かれてますね。

でも、
さすが太宰治と芥川龍之介を愛して
やまない、又吉直樹がつづった
人間模様はなかなか読み応えありです。


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火花のあらすじ



ネタバレしないから、安心して
ください。

登場するのは2人のお笑い芸人。

又吉直樹のお笑いというテーマを
2人の芸人を通して描いた作品
ですねぇ~

若手芸人と師匠の芸人。

いつしか、その立場は逆転。

若手の僕は売れ始め、
師匠の人気は下り坂。

そうなると、師匠の私生活にも
ゆがみが出てくる。



そして、10年後....
それまで続けてきた師匠との
漫才コンビの解消

ラストは、1年後に再開した
主人公の僕が目にした師匠の姿
とは?


というのがすごぉく大雑把な
ストーリーです。


そして、想定外のあの結末には、
評価が分かれても仕方ないかも
しれません。


小説「火花」の魅力ってどこだろう



ひとつは、取り扱うテーマが
漫才芸人だからでしょうね。

毎日のようにテレビを賑わして
いる漫才コンビ。

テレビの司会、MCとかも漫才芸人
がたくさんやってるでしょ。

テレビで見てると、意識しなくても
あの人の私生活ってどないなってんやろ?

って思って見てたりして。

火花を読んでいると、
あぁ芸人さんってやっぱり大変なんだなぁ

やっぱり人の子なんだねぇ

なんて思う人もいるかもしれません。

芸人さんって、思った以上に
身近な人なんでしょうね。

だから、小説読んでても、
変なリアリティがあるのかも
知れないですね。

ラストシーンは又吉直樹も勝負を
かけた一大シーンなのかも。


テレビや舞台の世界しか知らない
遠い人なのに、なぜか身近にリアルに感じてしまう。

そこがストーリーとしての魅力なのかもしれません。


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「火花」全体に漂う純文学テイスト



さすがに、大量の本を読み込んで
いるだけあって、その文学表現は
なかなかこだわったものがありますね。

表現とか難しくてわからない所も
あったりします。

ちょっと表現こだわりすぎ?
と思うところも。

だからといって全体の品質を
損なうものではなく、しっかりと
高い水準を維持して読ませていく
力量はかなりのものと思う。

そして、随所に散りばめられた
ギャグ、そして笑いとはなにか
という又吉理論。

お笑いって深イぃですねぇって
いいたくなる。


そして、タイトル 「火花」の
意味がどこに隠されているのか。

冒頭の花火大会は、ある意味
小説全体のモチーフにもなっている。純文学たる所以(ゆえん)
とも言えるんかなぁと思ったり
します。

火花の反対が花火だから。
(考えすぎ?ちゃうか)


火花にはモデルがいた。



この火花の師匠には、モデルが
いたんですね。

烏龍パークの橋本武志さん。
ストーリーの中に登場する女性と
一緒に住んでいたとか
ホントのエピソードなんだって。

橋本武志さんのご両親がこの火花
を読んで、ほんとに息子はそんな
ことやあんなことまでやったんかい?と心配しちゃったオチも
あるんだとか。


お笑い芸人が書いたチャラい小説
だと思っていたら後悔するかも?
と思える作品です。


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